医療議連に寄せられたご意見

医療現場の危機打開と再建をめざす国会議員連盟

医療議連に寄せられたご意見

患者さんを患者様と呼び出した頃から医業は・・・(Kさん・医師)

患者さんを患者様と呼び出した頃から医業はサービス業に分類され、主体は患者さんとその家族になりました。彼らの満足する情報・成果を提供することができなければ、精一杯治療に専念しても評価されなくなりました。この点が専門外の診療や救急現場にも拡大し、患者さんや家族の目に余るわがままが横行するようになりました。受診時間に頓着しないコンビニ受診も増えました。医業が健康産業の恰も一部に成り果ててしまい、大半の医師は遣り甲斐を見つけられなくなりました。患者は皆保険や生保で守られるために平気で診療従事者に無理難題を押し通すようになりました。医師や救急隊の応召義務が乱用されるようになりました。権利を主張し、義務を放棄したコンビニ受診者が医業を崩壊させました。医業に過度の信頼を寄せ、自分たちの責任を転嫁する家族が医療従事者を疲弊させました。医療従事者も一人の人間であり、大切な家族を守っているわけですから現在のような医療従事者に責任を圧し被せたような診療形態が良かろうはずがありません。交通整理・トリアージを行うシステムが必要です。イギリスのようなホームドクター制度も一案ですが、ホームドクターの資質によっては不具合が生じる可能性もあることはすでに証明されています。では、トリアージをどうするか。いま、救急指令で医師が受け入れ先を探す試みが行われていますが、医療従事者の絶対数が足りない現状ではこのシステムは成立しません。ではインセンティブは、確実なトリアージをもたらすでしょうか?小額の支払いで済む大多数のコンビニ受診者に関しては、一旦一定のお金を支払って頂いてから社会保険事務所などの役所で返額されるシステムは如何でしょう。(保険外療養併用制度の応用と言えるでしょう。役所にも応分の働きがあってしかるべきでしょう。)選定医療で時間外初診者に特定療養費を窓口でまずお支払い頂くと言う方法もあります。また、救急搬送された患者さんについては搬送費用(有料化!)を受け入れ病院にお支払い頂くという事では如何でしょう。本当に救急診療が必要で入院頂いた場合、高額医療費の補助の対象になることが多いですから、救急搬送費も保険給付対象に設定すれば重症患者さんに関しては救急搬入の経済的な負担は実質ゼロになります。つまり、自らの体は自らが守るという自覚や責任なしに医院・病院ぁw)�ノ頼ってきた今までの経緯が現在の医療崩壊を招いたのです。福島県医大付窓uョ病院は、夜間・休日に訪れる軽症患者の時間外料金について、これまでの原則3割負担を、4月から全額自己負担に変えることを決めました。本当に必要なヒトに、十分な医療を施すためにも、まず医療施設や従事者が健全でなければならないのです。厚労省も診療報酬改訂よりもっとほかに根本的な改善策を取れるはずです。財務省にいわれるままに総額を決めて、開業医と勤務医の対立した構図で問題をうやむやに済ませてきたことが事態を深刻化させました。加えて、なぜ刑事告発など、医療の萎縮を促すような方策を前面に押し出すのでしょう。診療行為の客観的な評価はAutopsy Imagingも含めて大切な課題であることに違いはありません。しかしここに刑事告発が入る余地はないと考えます。医療に関して、官僚主導で推し進めることには限界があります。政府が、医師会が医療を包括的に支えることも無理です。誰もが安心できる医療を本当に必要なヒトにpriorityを持って受けて頂けるようなシステム作りを切望して止みません。医療側も、患者側も人権が尊重されるとともに個人の責任が問われているのです。

TOP概要活動報告/ ご意見/ リンク

このサイトはリンク・フリーです。
Copyright(C)医療現場の危機打開と再建をめざす国会議員連盟事務局