医療議連に寄せられたご意見

医療現場の危機打開と再建をめざす国会議員連盟

医療議連に寄せられたご意見

医療崩壊の萌芽を感じておりました。(匿名希望・医師)

はじめてメールを差し上げます。
私は、現在は開業医をしておりますが、7年程前までは、病院で勤務医をしておりました。すでに、その当時でも、当直明けでも休むことも出来ず、「いわゆる36時間勤務」をしておりましたが、その頃より、医療崩壊の萌芽を感じておりました。
現在では、勤務医の減少による労働環境の、さらなる悪化による勤務医の精神的・肉体的負担は、すでに限界にまで達しており、このままでは、勤務医の逃散により、日本の医療全体が崩壊するのは、火を見るより明らかです。すでに、産科・小児科・救急医療は、実質的に崩壊しています。
今すぐ、医療の再建に着手しないと、このままでは、数年で、日本中から病院が消えてしまうものと思われます。もう残されている時間は、あまりないと我々、医師は考えております。
すでに議論が尽くされているように、日本の医療提供体制が、ここまで壊れてしまった原因は、行過ぎた医療費抑制策と医師数の削減政策にあります。(過去において、二度、医師数の削減が閣議決定されています。)
今こそ、医療費抑制策を大きく転換すべき時です。しかし、2年後の診療報酬改定を待っていては、手遅れになってしまうでしょう。今や、地域の中核的な大病院ですら、勤務医が逃げ出しており、危機的な状況であります。もし、医療の最後の砦である地域の中核病院までも潰れてしまえば、日本の医療の再生は出来なくなってしまうでしょう。今すぐにも、地域の中核的医療を守るために、補正予算を組んででも、積極的に補助金を投入して、中核病院の経営を安定させると、同時にメディカルクラークを大量に採用して、勤務医の大幅な待遇改善を図るべきです。今は、その位の大胆な緊急処置が必要な時だと思います。
次に、医師数を大幅に増やすことも、勤務医の待遇改善のためには、絶対に必要です。そのためには、メディカルスクールを早急に設立すべきです。メディカルスクールへの社会人入学を認めるのは勿論ですが、特に歯科医師や薬剤師の場合には、2年間の医学教育(臨床教育を行うべき)を終了することを条件に、医師国家試験受験資格を与えるべきです。そうすれば、2-3年で医師の増員を図ることが出来ます。

日本の医療提供体制は、今まさに正念場を迎えています。ここで、医療を守ることが出来なければ、日本の医療提供体制は、数年で崩壊して、医療砂漠と化してしまうでしょう。そうなれば、医療の再生には、何十年もの時間と膨大な費用が必要になるでしょう。このことは、イギリスでの医療崩壊の歴史をみれば、分かります。
ぜひ、国会議員諸氏の英断を期待します。

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