医療議連に寄せられたご意見

医療現場の危機打開と再建をめざす国会議員連盟

医療議連に寄せられたご意見

産婦人科医不足に関して。(Kさん・医師)

産婦人科医不足に関して。これは緊急を要する問題であり医学部の定員を増やすとかそのような長期的な策も必要ですがまず今年、来年どうするかだと思います。それにはまず今いる初期研修医が3年目に産婦人科を希望するようにする必要があります。労働環境の改善も重要ですがやはり直接的には報酬面での優遇も不可欠でしょう。東京都が都立病院の産婦人科医の年収を300万円アップするように、産婦人科希望の後期研修医の給与を他科よりも優遇したらよいと考えます。近年の若手医師で昔のように薄給でも研究したいから大学に残るというような考えを持っている人はごくわずかです。非常に合理的に進路を考えています。まず公的病院の産婦人科あるいは医師不足の診療科を希望する後期研修医の給与を優遇してみてください。一般病院はそれに追随することになると思います。
報酬面でも若い医師に産婦人科のメリットをアピールすることが即効的でまた現実的だと考えます。現実に産婦人科当直も報酬がよい病院には多くの応募があります。労働条件の改善は必要ですがそのためにはまず産婦人科医が増えなくては不可能なのです。きれいごとではなく若い医師の本音つまりどうせ同じ給料なら当直もなく楽な仕事の診療科がいいというような意見を率直に現実的に考えてください。前回、海野先生が講演したと思いますが20才際代30才代の産婦人科医は女医が大半でその多くは将来的に不妊症やがん検診、更年期医療などビル診を目指しておりまた少なからず出産、育児で現場を離脱します。よって、産科および婦人科腫瘍を担当する医師は表向きの産婦人科医よりさらに減少しています。20代30代の産婦人科専門医は20-30%いますが婦人科腫瘍専門医は3-4%しかいません。最近女性医師の再就職や再教育などを推進してはいますが、彼女たちはまず産科当直はしませんし、がんの手術、抗がん化学療法は無理なのです。そこを理解していただき対策を講じてくださることを望みます。当日は横浜で産婦人科学会があり参加できません。

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