医療議連に寄せられたご意見

医療現場の危機打開と再建をめざす国会議員連盟

医療議連に寄せられたご意見

改善に向けて是非、皆様に知っていただきたい事があります。(Kさん・医師)

はじめまして。私は、民間病院で外科医をしております。私が現代医療制度の崩壊が叫ばれている今、
改善に向けて是非、皆様に知っていただきたい事があります。
救急、総合病院勤務医師、特に重症例や急性期全身管理にかかわる科目(循環器内科、消化器内科、外科系、産婦人科、小児科)部門をはじめ、全科目的に
その職業の特殊性から、24H体制での患者管理を行っています。医師といえども、労働者です。これは
労働基準法で規定のとおりです。
しかしながら、我々管理職以外の勤務医師への時間外労働への手当ては長い間、全くもって無視されております。H14年3月19日発の厚生労働省通達はご存知かと思われますが、”医療機関における休日および、夜間勤務の適正化”という内容を見ますと、厳密に当直と時間外勤務の定義が示されており、当直中の時間外労働手当ての支払いがされなければならないのにもかかわらず、
現在、殆どの事業所ではサービス残業となっております。現行の当直と呼ばれる夜間、休日時間外労働は総務省の判断では課税対象になっており、この部分からも
税制上、当直として扱われていないのは周知のことです。

病院使用者側の言い分は、必ず”現行医療報酬点数制度では、貴方にお支払いできる手当てはありません。
それを法律どおり行うと病院が潰れてしまいます”
というものです。

医者が患者の生命危機に昼も夜もなく、
付き添い根治に努める事に異論は全くありません。
しかしながら、我々医師とて、労働者である事に
変わりがないのです。自分の労働対価すら頂けず、
そして、昨今の医療バッシング:夜間救急外来での診療リスクを併せて考えますと、まさに現代勤務医にとって
”割りに合わない職種部門”との結論に到達し、
今後、ますます、救急部門からの撤退、病院勤務から退職>開業医志向に確実に加速度がかかっていくと思います。

医療費削減政策は見直しの局面を迎えております。
H08年度の医療報酬点数の改定により、勤務医への
優遇とは語られていますが、全く焼け石に水の
状態です。法コンプライアンスさえ、
ままならない医療費削減政策は明らかに間違いです。
更に、この事態は増悪していくだけです。

医療報酬点数制度の大幅上昇修正、すなわち、
医療費削減政策の即刻中止、そして必要最低限
の改定を望みます。

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