医療議連に寄せられたご意見 |
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私は痴呆(認知症)の祖父を介護した経験を持つ老人施設の医師です。(匿名希望・医師)私は痴呆(認知症)の祖父を介護した経験を持つ老人施設の医師です。また認知症の人と家族の会々員であり、家族や会員の悲惨な介護体験を聞いてきました。その労苦は、実は医療現場の悲惨さと同根であると考え、発言を求めたく存じます。痴呆の方の介護者が疲弊し、燃え尽き、時に虐待に走る姿を何度も目にしましたが、最大の原因は「いつ何をするかわからないので、気が休まる時がない」ことにあります。特に夜間は外へ出て行ってしまったり、トイレがわからず便まみれになるなど行動が活発になる為、介護者が一睡もできないことがよくあります。また結果的に何も起こらなくても、目を離すわけには行きませんから一晩中定期的に起きて見に行ったりして十分な睡眠が取れません。このように昼夜にわたり緊張状態を強いられる介護生活を続けると、介護者は例外なく精神的・肉体的ストレスが蓄積し、ある方は燃え尽きてうつ病になり、ある方は自暴自棄になって痴呆の方を虐待し、ひどい場合は疲労した介護者自身が重篤な疾患になり亡くなられたり、介護が必要な状態になってしまいます。厚生労働省は「住み慣れた環境でその人らしい介護」という美辞麗句のもと在宅介護を進めていますが、その裏にはこういった介護者のつらく、しかも無償の犠牲が隠されていることをまず知っていただきたい。一方医療現場でも、長年にわたって医療従事者の無償の長時間労働によって医療が成り立ってきました。しかし医局の崩壊という厚労省の失策と、専門外の医師が診た救急患者が不幸な結果になった裁判での相次ぐ医療側敗訴、更にあなた方政治家に声を大にして言いたいのですが、票目当ての「小児医療無料化」などにより救急病院を夜間受診する患者が激増し、しかも医局があった頃と違い大学から交代や応援も望めない。各病院で医師は燃え尽きるまで夜昼なく働くか、燃え尽きる前に自ら病院を去るかの選択を迫られています。ここで強調したいのは、夜間の患者を診療している医師は本来「当直業務」すなわち夜間病棟で何かが起きたときの為待機するのが仕事のはずなのに、実際には夜勤を強いられ、しかも当直であるが故に翌日は休みを与えられずそのまま日勤業務に就いているということです。このような勤務を長期間行なえる人間はごく少数であり、大多数は精神的・肉体的に限界を超えある者は病院を去り、ある者は急死し、ある者は抑うつに陥り業務困難になります。昼夜なく仕事や介護を続けていたら、誰でも |
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