医療議連に寄せられたご意見

医療現場の危機打開と再建をめざす国会議員連盟

医療議連に寄せられたご意見

医療危機を打開するには、やはり制度の整備が重要だと思います。(匿名希望・医師)

年々、安心・安全な医療の要求は高まるばかりですが、現場は安全にかける費用も減らされ、疲弊しています。
実現が難しいような無限の要求を持つような患者・家族も出現してきています。
正直、危険な現場からは撤退するしかないのが現状です。
一方、わずかながらも政治の動きにも光明が見えてきています。いまの医療危機を打開するには、やはり制度の整備が重要だと思います。

不幸にも死亡事故が起こった場合、恨まれることも多々あります。その場合、どんなに説明を尽くしても納得いただけない場合もありえます。
その場合、どこが歯止めになるのでしょうか。
その地域医療や病院が破壊されるまで、破壊されても納得しない遺族もいるのです。

高額訴訟や逮捕などで「勝利」すれば、その遺族だけはいいかもしれません。が、その地域から医師や病院がなくなる、遺族以外の国民にとっては敗北になります。

その歯止めをきちっとかけてほしい。
謙抑的 や 事実上? といったあいまいなものではなく、
1.医療に関する(業務上)過失致死傷罪を親告罪とする。
2.医療安全委員会による「刑事手続き相当」意見を、刑事捜査着手および起訴の要件とする。

といった内容が必要です。

また、
3.民事の医療紛争では、訴訟に調停(or認定ADR)を前置強制する。

また、この制度をつくるにあたって、やはり十分や予算や人手をかけることも重要です。
医師や弁護士らにかかわってもらうことも必要でしょうが、遺族代表やプロ遺族代表のような方が入ってきてしまうと、医学的、科学的な専門的な内容の検討ではなくなってしまいます。社会的、感情的な内容の検討になってしまうので、それも結果的には医師の臨床からの撤退を促すことになります。

医師の動きとして、
訴訟になりやすい、恨まれやすい危険な臨床現場からの撤退は進んでも、戻ることはないでしょう。

そもそも、医療裁判でも、
予見義務
回避義務
が重要となっています。

危険な臨床現場、訴訟リスクがあると予見できる現場にとどまること自体が、回避義務を怠ったといえるのです。

一部の医師の間では、危険な現場に飛び込むこと自体は自己責任、という風潮すらあります。

もう危険な現場に戻ろうとする医師は少数派(絶滅危惧種?)になっています。

危険な現場に戻ろう、ではなく、
いかに現場から危険を減らし、安全になったから戻ってきてください、という制度が必要です。
でなければ、リスクの高い医療現場からの撤退は止まることはありませんし、若い医師もその道を選ぶことはないでしょう。

TOP概要活動報告/ ご意見/ リンク

このサイトはリンク・フリーです。
Copyright(C)医療現場の危機打開と再建をめざす国会議員連盟事務局